順天堂大学医学部医学科
順天堂大学医学部医学科は、近年競争率が激化しており御三家に匹敵する難易度を誇る医学部です。
順天堂大学医学部は、1838年(天保9年)に医学塾和田塾を創設したのが始まりとされる175年の歴史を持つ日本最古の西洋医学塾です。
日本最大級の6附属病院を擁し、充実した臨床教育が受けられることが受験生からも人気を得ており、近年授業料の値下げも相まって非常に難易度の高い大学となっています。
また、大学を挙げて医学生の学習を支援しており、私立医学部には珍しく留年する医学生がほとんどいないにも関わらず、毎年医師国家試験の合格率は非常に高いです。
医学科の6年間
1年目は、一般教養教育を受けて幅広い知識と教養を身につけるとともに、病院見学、看護実習、施設実習などの早期体験実習を通じて医療人としての基礎を形成します。
2年目からは、基礎医学を中心に人間の身体と疾病等の知識などを学びます。また、15週間にわたる解剖実習、小児実習、基本手技といった実技実習も行なわれます。
3年目は、引き続き基礎医学を学びながら、診療技法や医療面接などのスキルを習得していきます。
さらに、5~6名の小グループで5週間にわたる基礎ゼミナールを受け、実験や文献を通して最先端の医学研究を体験し、自ら学習する姿勢や意欲を身につけます。
4年目からはいよいよ臨床医学の授業と臨床実習を通して、医師としての基本的な知能や技能、心構えを学びます。
4年次後期には、第一期臨床実習として診察技術の実習を集中的に行い、第二期臨床実習では臨床研修の基本となる内科系プライマリケアに必要な基本的態度、技能、知識を体験する。
5年目は、3~4名を1グループとする少人数制がとられベッドサイドトレーニングと呼ばれる臨床実習を附属病院で40週間にわたって行います。
全ての診療科を実習することで、これまで学んだことを臨床の実際の場でさらに学習できます。
6年目は、選択コースと必須コースが設けられています。選択コースでは、自分の興味のある分野の学習を8週間専念することにより、臨床や研究の面白さを体感してもらいます。
必須コースでは、臨床医学を中心に今まで学んだ内容の要点をまとめながら、国家試験や卒業試験に向かって学習します。
基本情報
キャンパス | ■さくらキャンパス:1年次 ■本郷キャンパス:2~6年次 |
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住所 | 〒113-8421 東京都文京区本郷2-1-1 |
医学科公式HP | https://med.juntendo.ac.jp/ |