医学部予備校は医学部への合格を目的とし、受験に特化したカリキュラムで授業が進められます。
医学部受験に精通した質の高い講師陣が合格に向けてきめ細かにサポートするため、医学部予備校の授業形式は個別指導や少人数授業が中心です。
この記事では、熊本県の医学部受験事情とともに、おすすめの医学部予備校をご紹介します。
熊本県で医学部合格を目指す受験生に役立つ内容となっていますので、ぜひ参考になさってください。
熊本の医学部受験事情
熊本県で医学部医学科を設置している大学は、国立・熊本大学のみです。
一般選抜は前期日程のみ、大学入学共通テストと個別学力検査および面接にて合否が判断されます。
2019年、2020年における熊本大学医学部医学科の入試結果は次のとおりです。
入試年度 | 定員 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
---|---|---|---|---|
2019年度 | 95 | 529 | 96 | 5.5 |
2020年度 | 90 | 487 | 92 | 5.3 |
2020年度の国公立大学医学科の前期日程倍率は4.0倍だったため、熊本大学医学科は平均値よりも高い倍率となっています。
熊本大学は再受験者に寛容といわれ、地方の国立大学ながら受験難易度は高めです。
県内の医学部予備校事情
熊本県内で医学部予備校に通う場合は、次のような選択肢が考えられます。
大手予備校に通う場合
- 北九州予備校
医学部予備校に通う場合
- メディカルラボ
- PMD医学部予備校
- 個別教室のトライ
- 壺渓塾
熊本でおすすめの医学部予備校
熊本県の医学部予備校を3校ピックアップし、それぞれの特徴やおすすめポイントをまとめました。
メディカルラボ
全国27校のネットワークを持つ医学部予備校「メディカルラボ」は、医系専門予備校で合格者数No.1の実績を持っています。
「対面」「オンライン」の2つの授業形式があり、どちらも講師1人に生徒1人の完全個別指導です。
授業は講義→演習→講義の流れで進められ、授業後には復習を兼ねた宿題、単元終了後にはチェックテストがおこなわれます。
メディカルラボには「完全個別主義」という考えがあり、生徒一人ひとりに最適な個別カリキュラムを作成しています。
具体的には、医学部受験に特化するのはもちろん、志望校を絞り込んだうえで「合格最低点」を取ることを目標とする、医学部への最短合格を考え抜いたカリキュラムです。
生徒の得意科目や不得意科目を考慮し、医学部合格最低点での突破を目指します。
通学とそん色のない学習システムで、医学部合格実績が豊富な四谷学院の授業が受講できます。
PMD医学部予備校
九州で展開する「PMD医学部予備校」は、医学部合格を目指す中高生と高卒生が対象です。
完全マンツーマンでの個別指導形式を採用し、すべての医学部入試に対応しています。
学科試験だけでなく、推薦対策や小論文対策、面接対策、適性検査対策までおこない、医学部受験をあらゆる方面からサポートします。
PMD医学部予備校では、医学部専門講師による個別指導に加えてAIによる個別学習「atama+」を取り入れています。
生徒の得意科目、不得意科目、目標、学習内容に応じ、AIがその生徒に最適な学習教材を自動作成する仕組みです。
学習状況は現場にいるコーチへリアルタイムで届けられるため、わからないまま取り残されることはなく、常に的確なアドバイスが受けられます。
壺渓塾
2020年に創立90周年を迎えた「壺渓塾」は、伝統と実績のある熊本県内では名の知れた予備校です。
地元の熊本大学医学部に強く、医学部合格実績が豊富な熊本高校の生徒が多く通っています。
熊本市内5か所から坪井本校までスクールバスが出ているため、通塾の足に困らない点もうれしいポイントです。
壺渓塾の「国公立医進コース」では、熊本大学や九州大学などに長年多数の医学科合格者を輩出しています。
二次試験問題への対応力を高めるために、数学・理科は講義と演習を組み合わせた授業構成で力を伸ばしていきます。
さらに、これまでに蓄積された合格者の模試データを参考に、医学部合格の精度を高めるための進路指導もおこなわれています。
大手予備校一覧
熊本県で医学部合格を目指す受験生が大手予備校に通う場合、九州を中心に展開する「北九州予備校」を検討することになるでしょう。
ここでは、北九州予備校の特徴や強みをご紹介します。
北九州予備校
北九州予備校には、医進系8人制少人数コース「ESPゼミコース」があります。熊本校、長崎校、鹿児島校、東京校に設置されているため、熊本県の医学部受験生は受講しやすいでしょう。
個別対応のオリジナルカリキュラムが組まれ、自分の苦手分野や志望校対策に時間がとれる「マイスケジュール」も組み込めます。
特徴 | 九州の生徒数ダントツNo.1の大手予備校 |
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授業料 | 記載なし |
所在地 | 熊本市西区JR熊本駅白川口正面 |
医学部専門予備校一覧
熊本県内にある医学部専門予備校を一覧にまとめました。
メディカルラボ
メディカルラボは、河合塾グループが運営する医学部予備校です。
生徒一人ひとりの学習状況を把握し、苦手科目の克服と得意科目の強化で効率よく志望校合格へ導きます。
特徴 | 医学部予備校で合格者数No.1 |
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授業料 | 高卒生の場合:入学金100,000円、個別カリキュラム管理費528,000円(年間)、授業料4,422,000円(年間) |
所在地 | 熊本市中央区手取本町11-1 テトリア熊本銀染コアビル4F |
PMD医学部個別予備校
PMD医学部個別予備校では、医学部専門のプロ講師による個別指導とAIによる個別学習を組み合わせたオーダーメイド学習を取り入れています。
わからない箇所の根本原因をAIが分析するため、効率的に学習を進められます。
特徴 | 生徒一人ひとりに合わせた“超”オーダーメイド学習 |
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授業料 | 高卒生の場合:入学金330,000円(3コマ以上)、教材費110,000円、単価17,600円 |
所在地 | 熊本市中央区水道町7-16 富士水道町ビル4階 |
個別教室のトライ
個別教室のトライには「医学部合格コース」があり、実績豊富なプロ講師によるマンツーマン指導が受けられます。
医学部受験専門チームが現状分析や志望校分析をおこない、生徒一人ひとりにオーダーメイドカリキュラムを作成しています。
特徴 | 完全マンツーマンにこだわった個別指導 |
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授業料 | 記載なし |
所在地 | 熊本駅前校:熊本市西区春日1丁目14-2 くまもと森都心201 |
壺渓塾
熊本県内に展開する壺渓塾には、医学部医学科への圧倒的な実績を誇る「国公立医進コース」があります。
熊本県で最も多くの浪人生が選ぶ、県内では有名な予備校です。
特徴 | 医学科に照準を合わせたカリキュラムで毎年コンスタントに合格者を輩出 |
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授業料 | 記載なし |
所在地 | 坪井本校:熊本市中央区内坪井町5-10 |
オンライン通信コースもおすすめ
医学部予備校の授業を受けるには、予備校に通うだけでなくオンライン通信という選択肢もあります。
熊本県内にいながら東京や大阪にある医学部予備校の対面個別指導が受けられるのは、全国どこからでも受講できるオンラインならでは。
リアルタイムで配信される授業は講師とのコミュニケーションも取りやすく、わからない点があればその場ですぐに解決できます。
また、オンライン授業は時間の融通がききやすく、パソコンとインターネット環境があれば場所を選ばずに受講できるメリットもあります。
熊本県で医学部予備校をお探しの方は、オンライン通信コースも検討してみてはいかがでしょうか。