医学部学習塾選びのポイント
医学部予備校を選ぶ際は、さまざまな点を考慮して総合的に評価して選択することが重要です。
自分が志望校へ合格できる学習環境が整っているかはもちろんのこと、授業料や合格実績なども確認しましょう。
特に、授業料は医学部専門予備校によっては非常に高額になってしまいます。
また、一見すると授業料が安く感じる学校でも、オプション講座などの学費が含まれていなかったりして結局は高額になってしまうケースもあるので、事前にしっかり確認するようにしましょう。
また、医学部専門予備校では私立大学医学部に特化した指導を行なっている学校もあるので、国公立大学医学部も考えている人は注意して選んでください。
授業システムで選ぶ
医学部予備校では、集団大教室、少人数教室、個別指導の3パターンの授業スタイルを採用しています。
集団大教室は、大手予備校で多く見受けられる授業スタイルです。カリスマ講師と呼ばれる人気講師の授業を受講できるので、質の高い指導が期待できます。
いっぽう、少人数教室は、医学部専門予備校で多く採用されているクラス編成です。
10人以下の生徒数なので、講師の方が一人ひとりの理解度を確認しながら授業を進行してくます。また、個別指導と違いライバルが周囲にいるので刺激し合った勉強に励むことが可能です。
さらに、個別指導は、マンツーマンで指導が受けられる受講形態です。自分だけのオリジナルカリキュラムで授業を行なってくれるので、自分の理解度に応じた対策が期待できます。
また、その場で随時質問ができるため、不明な点をその場で解決することが可能です。
講師の質って重要?
質の高い講義を行ってくれる講師から指導を受けることで、学力向上を大きく期待できることは間違いないです。
しかし、志望校合格に絶対必要な条件かと言えばそうとも言えません。上記で説明しましたが、予備校選びには、講師の質も含めた総合的な評価が必要となってきます。
カリスマ講師と呼ばれる講師の授業を受けたくて大手予備校に通う受験生が多く見受けられますが、必ずしもその授業を受けたからとって合格できるとは限りません。
カリスマ講師は飽きさせない授業や生徒のやる気を引き出すことが上手ですが、人気講師のため講師との距離は遠くなってしまいます。
大勢の中で授業を受けるので欠席してもバレないし、過密スケジュールのなか多くの生徒を担当しているため質問するだけでも大変でしょう。
したがって、なかなか講師に質問や相談ができず、やる気がなくなってしまう生徒がたくさんいます。
名声やカリスマ性はなくても、志望校へ合格させる力を持った講師はたくさんいます。重要なのは、自分が一年間モチベーションを高く維持して集中して学習に専念できる予備校かどうかということです。