難関医学部入試を合格するために近年注目されているのが医学部予備校です。
専門的なカリキュラムはもちろん、厳格な学習管理体制で偏差値40台からの逆転合格者も輩出する校舎が続出。
そんな医学部予備校を合格実績や評判などをもとに厳選し、おすすめランキングで解説していきます。
医学部専門予備校が人気の理由
医学部合格を実現するために多くの受験生が医学部予備校に通うのには理由があります。
実績や学習環境並びに寮など様々なメリットが得られるので、今回は医学部予備校が受験生に支持される主な理由を確認してみましょう。
医学部合格実績が豊富
大手予備校は合格者数が圧倒的で魅力的に見える部分もありますが、不合格者の数もそれ以上に多いのが現実。
いっぽう、医学部予備校は少人数制で指導を行っているため、合格者数は見劣りしますが、合格率が非常に高いのが特徴です。
医学部予備校によっては、7割または8割といった合格率を出している校舎もあり、進学率も5割を超えています。
本気で医学部合格を実現したいなら、合格者数が多い予備校か、合格率が高い予備校を選ぶべきかの場合、後者を選ぶ受験生が多いのではないのでしょうか。
医学部予備校の充実した学習環境
医学部予備校は合格に必要な理想的な学習環境を用意。
浪人生の場合、地方から都市部の医学部予備校に出てくるケースも多いので直営で寮を管理しているところも少なくありません。
寮生は全員が同じ医学部予備校生でモチベーションが高いのはもちろん、医学部予備校側が生活面までサポートしてくれるので保護者の方も安心です。
校舎内では、自習室は固定席採用している医学部予備校が多く、席取りの心配もなく、いつでも好きなだけ勉強できます。
なかには校内学習を強制している医学部予備校も多いので、圧倒的な学習時間を確保しながら着実に学力アップを図っていくことが可能です。
大手と違い無選抜で医学部受験対策ができる
駿台や河合塾と言った大手予備校の医学部コースは選抜制であることが多いので、医学部合格を目指したくても現在の学力が足りずに医学部コースに在籍できない受験生もいると思います。
この場合、理系コースに在籍して受験勉強を行うことになるため、医学部合格に直結した指導が受けられるとは言えません。
いっぽう、医学部予備校は選抜制を採用していない校舎も多いので、現時点の学力に関係なく医学部合格に向けて効率の良い受験対策を行うことが可能です。
偏差値50台から1年で逆転合格を実現できる医学部予備校も少なくないので、質の高い指導やサポートが受けられるということです。
月謝後払い制など良心的な学費の医学部予備校も多い
医学部予備校の選び方でも気にする受験生が多いのは費用面ではないのでしょうか。
医学部予備校の学費は決して安い訳ではありませんが、月謝制を採用するなど受験生の負担にならないよう配慮しているところも少なくありません。
また、単科や個別など、必要な科目に絞って受験対策ができる医学部予備校も多いので、高校生にもおすすめです。
最近はオンラインを活用するなど、学費の安い医学部予備校も増加傾向にあるので、受験生の経済的負担を抑えながら合格を目指すことができます。
医学部予備校の授業スタイル
医学部予備校の授業スタイルは校舎によって違います。
自分に学力や性格に合った指導スタイルを選ぶことで学力を飛躍的に伸ばすことが可能です。
医学部予備校で採用されている授業スタイルについてそれぞれ確認していきましょう。
個別指導
医学部予備校の個別指導は、1対1のマンツーマン指導がほとんど。
経験豊富なプロ講師から直接指導が受けられるので、高い学習効果が期待できます。
また、カリキュラムも学力や志望校に合わせた自分だけのオリジナルため、効率良く対策可能です。
授業中も中断して質問できるので、講師に積極的に質問できない性格の受験生にもおすすめ。
少人数集団授業
医学部予備校の集団授業は、1クラス10名以下の少人数制を採用していることが多いです。
したがって、講師との距離が非常に近いのが特徴。
少人数の場合、緊張感を持って授業に参加できるのはもちろん、講師と生徒がコミュニケーションを交えながら授業が進むので、理解も深まります。
一方通行の単調な授業とは無縁です。
オンライン通信コース
最近増えているのが医学部予備校のオンライン通信コース。
ビデオチャット機能を使って自宅に居ながら対面個別指導を受けられるのが特徴です。
通信コースを利用すれば、最寄りに医学部予備校の校舎がない受験生や、地元を離れられない高校生も、地理的制約から解放され合格実績豊富な医学部予備校で対策できます。
全国にはどんな専門予備校がある?
医学部予備校は、都市部を中心に全国各地に校舎があります。
どんな医学部予備校があるのか、主な医学部予備校を一覧でまとめてみましたので、確認してみましょう。
北海道 | メディカルラボ、メディカルフォレスト |
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東北 | 東北医学受験ゼミナール |
関東 | 野田クルゼ、メディックTOMAS、代官山MEDICAL、TMPS医学館、四谷メディカル、エースメディカルみなとみらい、学び舎東京、富士学院、クエスト、プロメディカス、メディカルラボ、メルリックス学院、レクサス教育センター、東京医進学院、インテグラ、メディカルフォレスト、ウインダム、横浜予備校、メデュカパス、進学塾ビッグバン、GHS予備校、YMS |
北陸 信越 |
メディカルラボ |
東海 | メディカルラボ、KGS、メルリックス学院、メディカルトレナ、ビクセス予備校 |
関西 | 進学塾ビッグバン、医進の会、メルリックス学院、メビオ、リニア、京都医専塾、烏丸学び舎、ミリカ医専、京都医塾、大阪医歯学院 |
中国 四国 |
医学部進学会、医系学舎、富士学院 |
九州 沖縄 |
富士学院、太宰府アカデミー、九州医進ゼミ、英進館メビオ |
予備校の選び方
志望大学への合格・進学実績が豊富か
合格実績が豊富な医学部予備校でも、自分が志望する医学部への合格実績が豊富でないとノウハウや情報が少ないため、適切な対策ができないことになります。
したがって、合格・進学実績を確認する際は自分が受験する医学部に何名の合格者を出しているか、また毎年一定数の合格者を輩出しているかを確認しましょう。
特に国公立大学医学部の合格者数は医学部予備校によっては数名しか合格者を輩出していない校舎もあるので、予備校選びでは注意が必要です。
学費は総額で把握すること
医学部予備校は学費が高いため、なるべく安いところを希望している受験生も多いです。
この場合、学費は必ず年間の総額を確認するようにしましょう。
というのも、公式サイトに掲載されている学費以外にも、個別指導・季節講習・合宿講座などのオプション費用が後から生じることが多いからです。
特に個別指導はオプションにもかかわらず、入学後に強制的に受講させられる医学部予備校もあるようなので注意しましょう。
いくら本科コースの学費が良心的でも、後からオプション講座が請求されると結果的に多額な費用負担が発生してしまい高額な学費になってしまったという話もよく耳にします。
入学前に必ず年間でいくら合計で費用が発生するかは事前に確認しておきたいところです。
最優先事項は医学部予備校との相性
どんなに合格実績が豊富で評判がいい医学部予備校でも、自分との相性が悪ければ効率よく学力を伸ばすことができません。
したがって、一番重視したいのは自分が理想とする指導や受験対策が行えるかです。
合格実績や学費などを重視すると思いますが、難関医学部入試を合格するにはいかに効率よく学力が伸ばせるか。
学費が安い医学部予備校でも合格できなければ意味がありません。
体験授業や学習相談会並びに季節講習などを利用して相性を必ず確認するようにしましょう。
おすすめ医学部予備校ランキング
医学部予備校では、効率的な志望校対策、弱点科目の克服、基礎知識の徹底、入手困難な受験情報など医学部合格に必要な物が全て手に入る環境が整っています。
医学部予備校によって学費や入学試験などの諸条件がそれぞれ異なってくるので、各予備校の特徴や強みを比較しながら理想的な学習環境をみつけだすことが重要です。
当サイトでは多くの医学部合格者を輩出している実績と信頼のある医学部予備校を口コミや評判をもとに厳選して紹介しています。
まずは興味を持った医学部予備校に資料請求や学習相談会を応募し、合格が目指せる医学部予備校かどうか確認することから始めてみましょう。
医学部予備校四谷メディカル | |||
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特徴 | ラボラトリー方式で1講師が全科目を徹底管理 | ||
校舎 | 東京 | 口コミ・評判 | |
医学部予備校四谷メディカルは、医学部受験指導実績が豊富な講師陣が集まり新設された東京の千代田区にある新設予備校です。医学部に合格できる実力を持った講師で構成されている医学部予備校のため、1人の講師で全科目を管理できます。これにより、生徒一人ひとりに合わせて科目間の学習バランスを考慮しながら対策できるので、効率よく医学部合格を目指すことが可能となります。現在の学力では医学部合格に自信がない人も、四谷メディカルなら1年で医学部合格が実現可能です。 |
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学び舎グループ | |||
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特徴 | 短期間で偏差値15アップ可能 | ||
校舎 | 東京・京都 | 口コミ・評判 | |
学び舎グループは、第二言語習得論より独自に開発した科学メソッドにより効率よく最大限に学力を伸ばすことが可能な医学部・東大などの難関大学専門予備校です。授業はマンツーマンによる直接指導により、自分だけの学習プランでムリなく学ぶことが可能です。東京、京都に校舎を設置している医学部合格を数多く輩出している実績の高い予備校です。 |
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KGS | |||
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特徴 | 超少人数指導にこだわった定員制予備校 | ||
校舎 | 名古屋 | 口コミ・評判 | |
KGSは、超少人数教育を徹底し、医学部進学率80%超を誇っている名古屋の予備校です。生徒一人ひとりに丁寧な指導を実現できるよう定員制を設けています。他の予備校に比べて割安な授業料で学習でき、医学部進学率も80%を超える実力派予備校です。 |
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TMPS医学館 | |||
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特徴 | 多くのドクターから推薦される医学部予備校 | ||
校舎 | 東京 | 口コミ・評判 | |
TMPS医学館は、多くのドクターから推薦されている医学部予備校です。受験指導だけでなく、医師として重要な倫理観および道徳観を持った人間性が磨ける数少ない予備校です。したがって、マスコミからも取り上げられることが多く、取材はもちろん、安倍元首相が出演したインタビュー番組にも出演しています。偏差値40からの医学部合格者を輩出するなど、指導方法やサポート体制には定評があります。 |
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医学部受験クエスト | |||
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特徴 | ハイレベル講師から少人数指導が受けられる | ||
校舎 | 東京 | 口コミ・評判 | |
医学部受験クエストは、毎年多くの医学部合格者を輩出する新宿の進学予備校です。東大卒や大手予備校で活躍していたベテラン講師陣が在籍しており、指導の質が高いと評判。難関医学部入試にも対応できる高度な学力を習得できます。また、授業だけでなく、塾長面談など生徒のサポート体制にも力を入れており、最後までやる気を維持しながら勉強に集中可能です。 |
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四谷学院 | |||
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特徴 | 解答力と理解力のダブル教育 | ||
校舎 | 全国主要都市 | 口コミ・評判 | |
四谷学院は、55段階個別指導と能力別科目別のダブル授業により難関大学への合格を実現させている大手予備校です。医学部対策のコースを設置しているので基礎固めをしながら最後は志望校対策までしっかりと指導してもらえます。社会人や再受験の学生からも医学部合格実績のある実力派の予備校です。 |
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進学塾ビッグバン | |||
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特徴 | 大手予備校の倍以上勉強します | ||
校舎 | 大阪・東京 | 口コミ・評判 | |
進学塾ビッグバンは、大手予備校が1回でまわすカリキュラムを複数回まわすので深い知識の習得が可能です。高卒生科は特待選抜クラスを導入して授業料を減額するなどサポート体制も充実しています。圧倒的な学習量と学習時間で他校のライバルと差をつけます。2020年度の医学部合格率は80.0%と毎年高い結果を残しており、生徒は全国各地から集まります。 |
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メルリックス | |||
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特徴 | 推薦入試で医学部合格を目指す受験生におすすめ | ||
校舎 | 東京・名古屋・大阪 | 口コミ・評判 | |
メルリックスは、私立大学専門の医学部予備校で推薦入試に強いことで有名です。合格実績が豊富で今では東京のみならず、名古屋や大阪でも校舎を展開している人気の高い医学部予備校の1つ。学費が月謝後払い制で負担が軽いのも評判です。私立大学医学部専門なので大学ごとの入試情報が豊富で、私立を目指す受験生にとっては最適なアドバイスと受験対策が行えます。 |
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ウインダム | |||
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特徴 | 本科生の2人に1人が医学部進学 | ||
校舎 | 東京 | 口コミ・評判 | |
ウインダムは、私立医学部入試を徹底分析しており毎年高い医学部合格率を誇っており、本科生の2人に1人が医学部へ進学しています。クラスは少人数制を採用し、全科目レベル別で学習できるため、現学力に応じた最適な指導を受けることが可能です。また、授業で学んだことは夜間授業を利用してその日のうちに復習できるので消化不良も起こさず、着実に学力アップが図れます。 |
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駿台予備校 | |||
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特徴 | 医系に強く難関医学部の合格実績が高い | ||
校舎 | 全国主要都市 | 口コミ・評判 | |
駿台予備校は、医系に強く東大理三や京大医学部をはじめとする難関医学部への合格実績が非常に高い大手予備校です。医学への登竜門と呼ばれる市谷校舎は医学部進学専門校舎であり、全国から優秀な医学部志望者が集まって日々学習しています。 |
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