医学部の偏差値一覧

2023年入試向け医学部の偏差値一覧

医学部の偏差値一覧

2021年度入試向けの国公立大学および私立大学医学部医学科一般入試の偏差値一覧です。

目次

医学部医学科の偏差値比較と受験戦略について解説

医学部医学科は高度な学力が求められますが、合格に必要な偏差値はどれくらいなのか。

ここでは、国公立および私立大学の医学部偏差値をランキングで紹介しながらそれぞれの特徴や傾向を解説していきます。

偏差値と学費の関係や、医学部合格に必要な戦略などについても紹介していますので、志望校選びをする際の一助としてください。

偏差値とは?志望大学選びの参考になるのか

偏差値とは何?

偏差値とは?志望大学選びの参考になるのか
簡単に説明すると、偏差値とは同じテストを受けた全受験生(母集団)の中で自分がどの位置にいるかを表した数値です。

偏差値50以上は母集団の50%を占め、60以上は15.87%を、70以上は2.28%を占めるとされています。

たとえば、受験生が50万人の全国模試の場合、偏差値70以上の生徒は1万1,400人いることになります。

各予備校の模試によって偏差値が異なるのは、母集団の大きさや層(全国規模で実施しているか、現役生のみか浪人生も入るか、学力は上位層か下位層かなど)の違いがあるからです。

偏差値は自分の位置や学力レベルを示すもの。数値だけを見て一喜一憂するのではなく、苦手科目を分析して克服・強化するための目標を定めるなど、日々の勉強に活かすことが重要です

偏差値で志望大学を選ぶのはアリ?

偏差値のみで大学を判断するのはおすすめしません

医学部の場合、6年間学ぶ場所です。自分が勉強したいと思える環境の大学を選んでください。

もし、医学部に入れればどの大学でも良いと考えている場合は、偏差値によって受験校を大まかに選ぶことも一つの方法でしょう。

その場合でも受験校を絞る際は偏差値だけではなく、受験科目・配点・問題難易度・倍率をチェックし、さらに学費についても考慮する必要があります。

【学費と偏差値の関係】

私立医学部の学費は偏差値に大きくかかわっており、学費と偏差値は反比例の傾向にあります。

「学費が高い→経済的負担が大きいため国公立を狙える学力上位層が敬遠する→上位層が抜けるため母集団の学力平均が下がる」というパターンです。

私立医学部を狙うのであれば、6年に渡って学費を納められるか早い段階での確認も必要です。

【試験形態と偏差値】

偏差値に関わらず、「自分に合う試験形態」であれば合格する確率は高くなります。

たとえば、私立の帝京大学は国語受験が可能です。帝京・近畿大学は数Ⅲを外すことができ、東海は理科が1科目となっています。

国公立医学部では、二次試験で理科を課さない大学(旭川医科大、秋田大、徳島大など)、英語の学科試験がない大学(群馬大)、国語が必須の大学(東大、名古屋大、山形大など)もあります。

理科がなく国語が課される大学なら文系科目が得意な人に有利になるでしょう。

また、受験生にも個性があります。

基本的な問題を確実・スピーディに解くことが得意な生徒、読解力を要する難しい問題を解き進めることが得意な生徒といろいろです。

偏差値に左右されず赤本をといてみて、自分の特性にあった大学を探すこともおすすめします

【2023年入試向け】2022年度国公立大学医学部偏差値一覧

【2023年入試向け】2022年度国公立大学医学部の偏差値一覧
医学部の偏差値を模試受験生が圧倒的に多く、データとして信頼できる大手予備校の河合塾、ベネッセ の2校の偏差値を平均化してランキングで紹介していきます。

まずは国公立大学医学部から見ていきましょう。

順位 大学名 河合塾 ベネッセ 平均
1 東京大学 72.5 83 77.75
2 京都大学 72.5 82 77.25
3 東京医科歯科大学 70 82 76
4 大阪大学 70 80 75
5 山梨大学 70 75 72.5
6 千葉大学 67.5 75 71.25
6 九州大学 67.5 75 71.25
8 横浜市立大学 67.5 73 70.25
8 岡山大学 67.5 73 70.25
10 北海道大学 65 75 70
10 東北大学 65 75 70
10 名古屋大学 65 75 70
10 神戸大学 65 75 70
16 筑波大学 65 73 69
16 名古屋市立大学 65 73 69
16 大阪公立大学 65 73 69
16 広島大学 65 73 69
20 新潟大学 65 72 68.5
20 信州大学 65 72 68.5
20 金沢大学 65 72 68.5
20 三重大学 65 72 68.5
20 滋賀医科大学 65 72 68.5
20 奈良県立医科大学 65 72 68.5
20 愛媛大学 65 72 68.5
20 長崎大学 65 72 68.5
20 京都府立医科大学 65 72 68.5
29 群馬大学 65 71 68
29 山口大学 65 71 68
31 福井大学 65 70 67.5
31 島根大学 65 70 67.5
33 岐阜大学 62.5 72 67.25
33 浜松医科大学 62.5 72 67.25
33 熊本大学 62.5 72 67.25
33 鹿児島大学 62.5 72 67.25
37 富山大学 62.5 71 66.75
37 和歌山県立医科大学 62.5 71 66.75
39 鳥取大学 62.5 70 66.25
39 宮崎大学 62.5 70 66.25
41 旭川医科大学 62.5 69 65.75
41 福島県立大学 62.5 69 65.75
41 高知大学 62.5 69 65.75
41 佐賀大学 62.5 69 65.75
41 大分大学 62.5 69 65.75
41 琉球大学 62.5 69 65.75
47 徳島大学 60 71 65.5
48 札幌医科大学 60 69 64.5
48 秋田大学 60 69 64.5
48 山形大学 60 69 64.5
48 香川大学 60 69 64.5
弘前大学 非公表 69

※防衛医科大学校は文部科学省ではなく防衛省所管の大学校。偏差値は「河合塾が 67.5/ベネッセが75.0/平均71.3」となっています。

偏差値ランキング上位の大学は旧帝大や旧制医科大の格付け上位校が多い

国公立大学医学部偏差値ランキングでは、上位は他学部と同じく東大や京大といった旧帝国大学が占めています。

医学部医学科の特徴として、都市部の大学だけでなく、地方の旧制医科大学の偏差値が高い点が挙げられます。

医学部には歴史的にヒエラルキー(格付け)が存在し、設立が古い順に旧帝大(国立7大学)、旧制医科大学(国立6大学・公立1大学)、旧医学専門学校(国立12大学・公立7大学)、新設医大(国立17大学)の4グループに分けられます。

歴史が古いほど教授の輩出数が多く、関連病院の数も多く、医学界で大きな影響力を持つと言われています。

旧制医科大学は下記の7大学を指します。

いずれの医学部も歴史的に実績が豊富なので偏差値も高いのが他学部との違いです。

【旧制医科大学】千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学、京都府立医科大学

国公立大学は共通テスト得点ボーダーも重要

国公立大学医学部は、共通テストおよび二次試験の合計点で合否が決まるため、共通テストの得点が重要になってきます。

特に二段階選抜を採用している医学部では、共通テストの点数が低いと二次試験を受験することさえできません

そのため、受験大学選びの際は、偏差値だけでなく共通テストのボーダーも参考にする必要があります。

共通テストボーダー(%) 大学名
89 東京大学
86 京都大学
86 山梨大学
85 大阪大学
84 東京医科歯科大学
83 千葉大学
83 横浜市立大学
82 九州大学
82 北海道大学
82 名古屋大学
82 神戸大学
81 東北大学
81 筑波大学
81 大阪公立大学
81 秋田大学
80 岡山大学
79 広島大学
77 名古屋市立大学
77 新潟大学
77 金沢大学
77 三重大学
77 熊本大学
76 信州大学
76 愛媛大学
76 群馬大学
76 福井大学
76 富山大学
76 鳥取大学
76 福島県立大学
76 佐賀大学
76 山形大学
76 香川大学
76 京都府立医科大学
75 滋賀医科大学
75 奈良県立医科大学
75 長崎大学
75 山口大学
75 島根大学
75 鹿児島大学
75 和歌山県立医科大学
75 旭川医科大学
75 高知大学
75 琉球大学
75 徳島大学
75 札幌医科大学
75 弘前大学
74 岐阜大学
74 浜松医科大学
74 宮崎大学
74 大分大学

【2023年入試向け】2022年度私立大学医学部偏差値一覧

【2023年入試向け】2022年度私立大学医学部の偏差値一覧

順位 大学名 河合塾 ベネッセ
1 慶応大学 72.5 80
2 東京慈恵医大学 70 78
3 順天堂大学 70 76
4 自治医科大学 67.5 78
5 日本医科大学 70 75
6 昭和大学 67.5 75
6 大阪医科薬科大学 67.5 75
8 東京医科大学 67.5 74
8 東邦大学 67.5 74
8 日本大学 67.5 74
8 金沢医科大学 67.5 74
8 関西医科大学 67.5 73
8 産業医科大学 67.5 73
16 国際医療福祉大学 65 75
16 近畿大学 65 75
18 東海大学 67.5 72
19 東北医科薬科大学 65 74
19 杏林大学 65 74
19 帝京大学 65 74
19 愛知医科大学 65 74
19 福岡大学 65 74
24 藤田医科大学 65 73
25 岩手医科大学 62.5 74
25 埼玉医科大学 62.5 74
25 北里大学 62.5 74
25 兵庫医科大学 62.5 74
25 久留米大学 62.5 74
25 聖マリアンナ医科大学 62.5 74
31 獨協医科大学 62.5 73
32 東京女子医科大学 62.5 72
33 川崎医科大学 60 71

私立は学費の安い医学部偏差値が高い

国公立大学医学部の場合はヒエラルキーが偏差値に大きく影響していますが、私立大学の場合は学費が大きく影響しているのが特徴です。

私立大学医学部は学費の幅が広く、一番安い国際医療福祉大学は6年間総額1,850万円、一番高い川崎医科大学は6年間総額4,550万円で、2,700万円の差があります。

学費が2,000万円前半の私立の医学部はサラリーマン家庭でも負担できることから人気が高く、その結果、偏差値が高い大学が続出しています。

実際に、歴史的にも古く御三家と呼ばれる慶応・慈恵会・日医は偏差値が最上位を占めるのに対し、学費はいずれも2,200万円前後と私立では安い金額です。

2009年に学費を大幅値下げした順天堂の場合は、それ以前は中堅レベルの偏差値でしたが、学費を2,080万円にしたことで人気上昇し、優秀な受験生の獲得に成功。

今では、御三家に加えて四天王とも呼ばれるまで偏差値も高くなっています。

そのほか、日本で最も歴史の浅い医学部である国際医療福祉大学は、新設にもかかわらず偏差値では中堅レベルを誇っています。

大幅値上げを実施した東京女子医科大学は穴場?

上記のように私立大学医学部の場合は、学費の値上げ・値下げによって次年度の入試で偏差値・難易度は大きく変わることがよくあります。

東京女子医科大学は2021年度から学費を約1,200万円値上げし、6年間総額4,600万円台になりました。

そのため、学費がネックとなり出願を断念する受験生も出てきました。

実際、選抜結果を見てみると2020年1,390名だった一般選抜の志願者数が、2021年は945名まで減少し、「穴場」と見られるようになりました。

もちろん、私立大学医学部は医師家系など経済的に余裕ある受験生が多いので、値上げしたからといって影響がない受験者層もあります。

しかし、学費が高額な場合、優秀な受験生は避ける傾向があるため、その分偏差値が下がって合格しやすくなることは確かです

合格に必要な戦略

合格に必要な戦略

医学部偏差値ランキングからも分かるように、学費の高い私立大学医学部でも偏差値は他学部に比べて総体的に高い数値を示しています。

医学部合格には最低でも偏差値60以上は必要と言われており、そこまで学力を上げるのは簡単なことではありません。

医学部では3浪や4浪といった多浪生も珍しくないですが、最近は現役や一浪生を歓迎する大学が増えているので、短期合格が重要となります。

そのためには効率よく学習し、高い偏差値を維持する必要があります。

苦手科目を作らない

医学部入試は高得点勝負。

国公立大学医学部では共通テストの得点率は90%以上必要だと言われており、文系科目でも高得点が要求されています。

苦手科目があると厳しくなるのが容易に想像できるでしょう。

得意科目を伸ばすよりも、苦手科目を克服して点数を伸ばすほうが合格の確率が高くなることを多くの受験生が証明しています。

過去問を活用し傾向やクセを理解すること

医学部入試の場合、特に私立は各大学の出題傾向が異なるため、偏差値はクリアしていても過去問対策を怠っていれば合格が難しくなります。

ライバルたちは過去問に取り組み、出題傾向を分析していますから、自分もしっかり準備していないと差をつけられてしまいます

まず、過去問や予備校の大学別対策講座、模試などを利用して、受験する医学部の傾向やクセを理解しておくことをおすすめします。

医学部専門予備校で効率の良い勉強を

過去問対策や大学別対策を効率よく進めるには、医学部専門予備校に通うのが一番です。

医学部受験に特化した予備校ですから、各大学の出題傾向や問題のクセなどを知り尽くしています。

また、医学部予備校では少人数制や個別指導で生徒一人ひとりの学習を徹底管理しているので、自己管理が苦手な人も勉強に集中することができます。

そうした環境に身を置くことで偏差値を飛躍的に上げることも夢ではなく、偏差値低めの生徒も医学部逆転合格を実現しています

模試結果で一喜一憂しない

医学部をはじめ大学受験では偏差値を非常に重視する受験生が多いですが、偏差値に一喜一憂しては日々の勉強に支障をきたしてしまいます。

模試の結果が悪くて偏差値が低くなっても、課題や弱点を洗い出して次に出題されたら必ず解けるように力をつけていくことが重要です。

偏差値が低くても、予備校の指導をきちんと受けてきたことで直前期に学力が追いつき、医学部逆転合格を果たす受験生が毎年見受けられます。

最後まで諦めない姿勢が非常に重要です。

いっぽう、偏差値が高くて志望する医学部の判定が良くても、合格できるとは限りません。

A判定でも不合格になってしまう受験生も毎年いるので、気を抜かずに適切なペースを守って勉強に専念するようにしましょう。

気が抜けたり、余裕が出てしまったことで、最後に失速して不合格になってしまうこともあるので、偏差値が良いときこそ要注意です。

学力が伸び悩む受験生の選択肢

学力が伸び悩む受験生の選択肢

医学部医学科に合格するには高い学力が必要です。

そのため、何年も浪人を繰り返し、それでも合格に至らない人も少なからずいます。

そのような人の中には、海外の大学に留学する道を選択するケースが増えつつあります

留学先はチェコやハンガリーなどの東欧が人気で、物価が安く学費水準が割安なだけでなく、日本に事務局を設置しており日本語で相談やサポートを受けることができる点が魅力。

東欧の医学部へ留学するには試験はあるものの、英語力さえ問題なければ日本の医学部入試よりは簡単と言われています

理系科目の難易度については、私立大学医学部より低いとも。

チェコやハンガリーの医学教育は定評があり、医師免許を取得すればEU圏内で活躍することが可能です。

また、厚生労働省の認可がおりれば、日本の医師国家試験も受験できるので、日本で医師として活躍することも夢ではありません。

授業は全て英語で行われるため進級は決して容易ではないこと、卒業後に100%日本の医師国家試験を受ける資格が得られる保証がないこと、この2点に注意する必要があります。

そのほかにもいくつか注意点はありますが、日本の激しい受験戦争を回避して医師へのスタートラインに立てるのが最大の魅力。

なかなか医学部合格に必要な偏差値まで学力を伸ばせないという受験生は、海外留学も視野に入れてみてもよいでしょう。

医学部偏差値ランキングまとめ

今回は、医学部を国公立大学と私立大学別に偏差値ランキングを基に紹介してきました。

大学選抜は非常に難易度が高く、大学間の差はほとんどありません。

合格に必要な戦略を参考に高得点をとれる受験対策を行いましょう。

どうしても学力が伸び悩む受験生には海外留学という選択肢もあります。

東欧は日本語サポートに力を入れていることから、近年人気が高まっています。医者という夢を実現するための1つの方法として検討してみるといいでしょう。

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