どこの医学部を目指す?
医学部を目指すと決めた場合、まず難易度、所在地、学費などから志望校を選択すると思います。
しかし、それだけでなく著名な教授、研究実績、国家資格合格率など様々な情報から検討することも必要です。
昔は、歴史の長い旧帝大や旧設大学とわれる学校はOBも多く卒業後は研究者や医師のポスト得るのが有利だと言われた時代がありましたが、近年は医師不足の影響もあり、出身大学よりも個人の能力が影響するようになっているので大学名に捉われる必要は無いでしょう。
単科大学か総合大学か
医学部を設置している大学は、総合大学と単科大学の二つのタイプがあります。
総合大学の魅力は、一般教養の授業が他学部の学生と一緒に受講することになるので学部間を越えて学生と交流をもつことができます。
また、サークルや部活等もたくさんありキャンパスライフが充実しています。
いっぽう単科大学は他の学部・学科があまり設置されていないので他学部との交流は少なくなってしまいます。
しかし、単科大学では早くから専門教育を受講できたり、教員の面倒見が良いとの評判が多いです。
国公立大学か私立大学か
医学部を目指すうえで最初に悩むのは国公立大学か私立大学に進学することではないでしょうか。
まず、国公立大学は周知の通り授業料が安いという大きなメリットがあります。ただし、医師になるために税金を使って勉強させてもらっていると教授から耳が痛くなるほど言われます。
また、旧帝大をはじめとする国公立大学は昔から研究医の人材養成に力を入れている点です。
そのため、私立大学医学部よりも大学院が充実しており、国公立大学医学部の多くが、医学科4年生修了後に大学院の博士過程に進み基礎研究に専念できる「MD-PhDコース」を早くから導入しています。
いっぽう、私立大学は臨床医養成に力を入れている大学が多く見受けられます。
医師国家試験対策の講座を設置している大学もあり、学校を挙げて合格率を上げる努力をしているところもあります。