個別指導vs集団指導
医学部大学入試に向けて指導を行っている予備校には、個別指導タイプと集団指導タイプの2つのタイプがあります。
個別指導とは、1人の講師に対し生徒2人、あるいは1人で授業を行う指導形態ですが、医学部予備校ではより学習効果の引き出せる1対1を採用しているケースが一般的です。
いっぽう、集団指導は学校のように他の受験生と一緒になって授業を受ける指導形態であり、10名以下の少人数指導を採用する医学部専門予備校もあれば、大手など人気講師の講義を100名以上の大教室で受けることもあります。
また、両方の指導形態を採用し、それぞれが持つメリットを取り入れて受験生の学力を最大限に伸ばしている医学部予備校もたくさんあります。
個別指導のメリット・デメリット
個別指導のメリットは、講師を独占できるため、いつでも質問できるなど丁寧な指導を受けることが可能です。
また、カリキュラムも自分の学力や志望校に合わせてオリジナルで作成してもらえるため、無駄がありません。
ただし、集団クラスに比べると、講師の一人の拘束時間が長くなってしまうため学費が高くなってしまいます。
また、マイペースで学習できる分、現在の自分の立ち位置が分かりにくいデメリットもあります。
集団指導のメリット・デメリット
集団指導のメリットは、他の受験生と一緒に授業を受けるので競争心を身につけることが可能です。
また、カリキュラムも1年を通して綿密に作りこまれているため、ペース良く学力を身につけていくことが可能です。
さらに、同じ志を持った受験生同士で切磋琢磨できるため、辛い受験生活も励ましあいながら乗り越えられます。
しかし、授業についていけない場合は個別指導のようにその都度中断することはできないので、取り残されていくリスクがあります。
また、生徒一人ひとりに合わせた指導に特化できないため、弱点分野ができやすいなどのデメリットもあります。