国立・私立の医学部に適した予備校の選び方
医学部合格に向けた指導を行なっている予備校はたくさんるので、自分の志望大学に沿った予備校選びが必要です。
まず大きく分けて、自分が国公立大学医学部を目指すのか、私立大学医学部を目指すのかによって予備校を選ぶ基準が変わってきます。
そこで今回は医学部合格実績が豊富な大手進学予備校または医学部予備校のどちらが良いのか、受験生の学力や志望大学によって変わってくる選び方について解説していきます。
医学部受験生はぜひ予備校選びの参考に活用してみて下さい。
大手は国公立大学医学部を目指す受験生向け
医学部受験を目指す場合、合格者数が圧倒的に多い駿台・河合塾・東進などの大手進学予備校を選ぶ人が多いです。
大手予備校は、カリスマ講師と呼ばれる業界を代表する講師が在籍しているので、指導力が高いことは言うまでありません。
しかし、下記の点から大手は国公立大学医学部や私立の上位医学部を目指す受験生におすすめとなります。
医学部コースは選抜制なので要注意
大手予備校の医学部コースは選抜制を採用していることが多く、誰でも在籍できるわけではありません。
したがって、ある程度の学力が入学時点である受験生が前提となります。
偏差値40台など、基礎学力のない受験生は、他学部と同じ理系コースからのスタートとなるため、学習は非効率になりがち。
医学部コースと違い、下位コースは生徒のやる気もバラつきがあり、モチベーションの維持も苦労することがあります。
医学部逆転合格を目指すなら、後から紹介する医学部予備校がおすすめです。
生徒・講師のレベルがともに高い
医学部コースは生徒も講師も選抜制。
生徒は有名進学校出身ばかりで、勉強への意欲やモチベーションが高く、刺激になります。
講師のほうも、予備校内でトップの人気と実力・実績を誇るプロで構成されているため、レベルの高い指導が受けられます。
学習レベルについては理想の環境と言えるため、お互い刺激し合いながら相乗効果で学力アップを実現することが可能です。
自主性が問われる
大手予備校の場合、医学部予備校と違い生徒数が非常に多いのが特徴。
したがって、講師に質問するだけでも列に並ぶ必要が出てくるなど、サポート面では手薄になりがち。
講師やスタッフから学習管理が徹底されていない分、自分のペースで勉強することは可能ですが、計画通りに勉強できない受験生の場合は、思うように勉強が進まないケースが多く見受けられます。
私立大学医学部を目指すなら医学部予備校がおすすめ
大手予備校ではなく、医学部合格を実現するためのもう1つの方法が医学部予備校に通うことです。
医学部を専門にした受験指導を行っており、合格実績が豊富だと評判。
特に、大手と違い少人数指導に力を入れているため、合格率が高いのが医学部予備校の特徴です。
各医学部予備校の合格実績を見てみると、私立大学医学部に強い傾向があります。
無選抜で誰でも専門的な受験対策ができる
大手の場合、医学部コースは選抜制でしたが、医学部予備校は無選抜で入学を許可している校舎がほとんど。
したがって、偏差値40台の生徒も多く、そこから1年で逆転合格を実現しているケースも少なくありません。
少人数で生徒1人当たりの講師数が多いため、サポートが丁寧で1年で飛躍的に学力を伸ばせるのが医学部予備校。
また、大学生チューターではなく、合格実績豊富な講師が自ら質問や相談に乗ってくれるのが医学部予備校の魅力でもあります。
また、医学部受験に必要のない範囲は勉強しないで良いため、無駄のない勉強が実現できます。
自己管理が苦手な受験生でも勉強できる
医学部予備校は何といっても学習管理が徹底されています。
校舎内で朝から夜まで勉強を強制している医学部予備校も多く、圧倒的な学習時間を確保できます。
しかも、日々の勉強については進捗状況を随時管理しており、問題があれば補習や別途課題で対応する医学部予備校も少なくありません。
したがって、自己管理が苦手な受験生でも、学力が伸ばせる環境が用意されています。
学費は高額になりがち
医学部予備校は、少人数指導で手取り足取り丁寧にサポートしてくれるため、やはり学費は高いところが多いです。
年間200万円と比較的リーズナブルな医学部予備校もあれば、個別指導専門になると年間1000万円近くかかる校舎も出てきます。
費用は高いですが、超難関と呼ばれる医学部入試に合格できる可能性が高くなるのが医学部予備校。
したがって、学費が高くても多くの生徒が通うのが医学部予備校の特徴です。
医学部予備校を選ぶ際の注意点
医学部予備校を選ぶ際は、複数校から比較検討して選ぶことは言うまでもありません。
そして、下記のポイントに注意することで、より失敗リスクを抑えることが可能です。
体験授業や説明会の参加が必要不可欠
医学部予備校は、公式サイトや資料請求だけで絶対に決めてしまわないようにしましょう。
必ず、体験授業や説明会に参加して、学習環境から講師やスタッフの質や雰囲気を見極めることが重要です。
より深く講師の授業や学習環境を体験したい場合は、模試や季節講習に参加するのも1つの方法。
また、遠方在住の受験生は、オンライン通信コースなどの体験授業を利用することで負担軽減につながります。
学費や合格実績よりも相性を大事にすること
どんなに学費が安い、あるいは合格実績が豊富な医学部予備校であっても、自分との相性が悪ければ思うように学力は伸びません。
自分が理想とする学習環境を提供している医学部予備校が、一番学力を伸ばせる可能性を秘めています。
相性が悪いと、勉強のモチベーションが上がらず、ドロップアプトのリスクも高いです。
複数の医学部予備校で迷った場合は、相性を優先順位高めで決めることをおすすめします。
おすすめ医学部予備校一覧
最後におすすめの医学部予備校を一覧でまとめて紹介していきます。
どんな医学部予備校が全国にあるのか分からない受験生は、まず下記を参考に探してみると良いでしょう。
医学部 予備校名 |
特徴 |
---|---|
四谷学院 | 基礎から着実にレベルアップ可能な、医学部予備校の負けない合格実績を誇る進学予備校 |
学び舎東京 | マンツーマン個別指導と科学的メソッドで効率よく学力が伸ばせる専門予備校 |
代官山 メディカル |
1校舎当たりの医学部進学者数が圧倒的な渋谷にある医学部専門予備校 |
メルリックス 学院 |
推薦入試で豊富な合格実績を誇る私立大学医学部専門の予備校 |
レクサス 教育センター |
厳格な学習管理で評判高い医学部予備校 |
メディカルラボ | 医学部予備校No.1の校舎数を誇る、河合塾グループの専門予備校 |
医学部予備校 四谷メディカル |
多浪生・再受験生の指導実績豊富な講師陣が集まる実力派予備校 |
大学受験の Σ会 |
コストパフォーマンスに優れた通信専門の医学部予備校で、編入試験対策もあり |
医学部受験 クエスト |
少人数教育で豊富な合格実績を誇る東京・新宿にある人気予備校 |
東京メディカル 学院 |
良心的な学費と面倒見の良い指導で高い評判を得る東京・中野にある医学部予備校 |
YMS | 入塾テストがある分、生徒の質が高く合格実績が豊富な医学部予備校 |
進学塾 ビッグバン |
上位コースは毎年高い合格率を誇る東京・大阪の医学部予備校でオンライン通信も充実 |
メビオ | 学費が高額な声が多い中、毎年多くの生徒が集まる合格実績豊富な大阪の医学部予備校 |
ウインダム | 大学別対策講座が充実していて、関東の私立大学を目指す医学部受験生におすすめの専門予備校 |
メディカル フォレスト |
自由が丘に女子専門の医学部予備校を設立して話題になった合格実績豊富な専門予備校 |