青森の医学部予備校を紹介

本州最北端に位置する青森県。県内には医学部予備校はありません。
そのため、医学部を目指す現役高校生はオンライン通信授業を利用したり、浪人生は青森県外の医学部予備校で学ぶケースが多くなります。
医学部への1年合格・短期合格を果たすには、時間を無駄にしたりストレスをためたりしないことが大切。
ここでは、効率よく学習成果を上げるためにおすすめの医学部予備校を紹介しています。
青森の医学部事情

青森県内で医学部が設置されている大学は弘前大学のみです。
弘前大学は県名や県庁所在地名ではない市名を冠するため、私立大学と勘違いされることもありますが、前身は旧制青森医学専門学校(青森医専)で、戦後、国立大学に移管された新制八医科大学のうちの1校という歴史ある総合大学です。
弘前大学医学部では、世界4か国の大学と学生間交流協定を結び、学生のうちから世界の医学研究に触れる機会を提供しています。
それとは別に三沢米軍基地病院においても研修が可能で、学生からも貴重な体験ができると好評を得ています。
広い視野をもって実践的なスキルを磨いていきたいという人に最適な医学部です。
【弘前大学医学部 2022年度入試情報】
募集定員(一般選抜) | 一般枠50名 青森県定着枠20名 |
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募集定員(総合型選抜Ⅱ) | 青森県枠27名 北海道・東北枠15名 |
共通テスト | 英(200)、数(200)、国(200)、理⁽300)、地公(100):1,000点満点/ボーダー得点820点 |
個別(二次)試験 | 総合試験(300)、面接(200) |
医学部の偏差値 | 67.5(国公立医学部50校中31位にランキング:2020年度河合塾) |
学費 | 初年度817,800円、2年次以降535,800円、6年間総額3,496,800円 |
キャンパス所在地 | 〒036-8560 青森県弘前市文京町1 |
おすすめの医学部予備校はどこ?

青森県内には地域密着型の医学部予備校はなく、全国展開している大手予備校の直営校も現在はありません。
そのため、自宅でオンライン通信授業や家庭教師による個別指導を受けるケースが多く見られます。
なかには、寮が完備している都市部の医学部予備校等を探し、親元を離れて志望校合格を目指す受験生もいます。
ここから医学部コースのあるおすすめの予備校を紹介しますので、それぞれの授業形態を比較して予備校選びの参考にしてください。
オンライン授業の「メディカルラボ」

メディカルラボは、北海道から九州まで全国27か所に校舎を展開する医学部予備校。
例年、東京医科歯科大学や慈恵会医科大学、順天堂大学など首都圏の医学部に多くの合格者を輩出しています。
地方の国立医学部にも強く、弘前大学へも合格実績が豊富な医学部予備校です。
メディカルラボのオンライン授業は、講師と生徒が対話をしながら進めていく同時双方向のライブ型授業。
ネットワーク越しでも講師は生徒の表情などから理解度・習熟度を把握できるため、生徒のペースに合わせて授業を進めることができます。
ライブ型授業の他に、あらかじめ講師の授業を収録したビデオを視聴する映像授業もあり、東進衛星予備校や河合塾マナビスなどが代表的。
しかし、映像授業は一方通行のVOD(ビデオオンデマンド:利用者が好きな時間に視聴できるサービス)形式のため、わからないところがあってもその場で質問することができません。
メディカルラボでオンライン授業を担当するのは医学部予備校業界を代表するプロ講師ばかり。
生徒の疑問には納得のいくまで対応します。
生徒一人ひとりの学習状況に合わせた個別カリキュラムに沿って授業を進めるので、各人が着実にレベルアップすることができます。
国公立大学医学部コース・私立大学医学部コース(高卒生)
入学金 | 100,000円 |
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個別カリキュラム管理費 | 年間 528,000円 |
年間授業料 | 4,422,000円 |
合計 | 5,050,000円 |
※年間授業料は、1週間に6コマ(150分×4コマの個別授業と2コマの演習授業)を受ける場合の金額です。
家庭教師の「トライ式医学部合格コース」

医学部予備校ではありませんが、トライ式医学部合格コースも専門的な受験対策が可能です。
まず初めに学力判定テストを実施して現在の学力を把握し、それを基に志望校に合格するための目標点数を定め、使用する教材や学習ペースまで明確にしてカリキュラムを作成するのが特徴です。
志望校をまだ決められずにいる生徒には、教育プランナーが医学部受験に最低限必要な学習カリキュラムを作成し、学習を進めながら志望校選びのアドバイスをします。
トライ式医学部合格コースは、厳選されたプロの教師が家庭を訪問して指導する派遣型が多いのですが、生徒がトライの教室に通って個別指導を受けることもできます。
自宅では勉強に集中できない、教師を迎えるための部屋を用意できない、親の不在時と重なってしまうなど、なんらかの事情がある場合はトライの教室を利用できるので家族の負担になることもありません。
医学部予備校が少ない青森ではトライの医学部合格コースも候補に入れて探すと良いでしょう。
快適な寮が完備している「四谷学院(東京)」

予備校の寮に入ることのメリットは、常に勉強できる環境に身を置けること。
寮生と一緒に1年間みっちり勉強をすれば学力アップは間違いないでしょう。
東京で寮完備の予備校を探すなら四谷学院がおすすめ。
四谷学院は医学部予備校ではありませんが、医学部予備校を超えるほどの実績がある大手進学予備校です。
「55段階個別指導」と「科目別能力別授業」のダブル教育システムが特徴で、旧帝大(北海道大、東北大、東大、名古屋大、京都大、大阪大、九州大)や私立御三家(慶応義塾大、慈恵会医科大、日本医科大)に毎年多数の合格者を送り出しています。
四谷学院では、自宅通学が難しい高卒生のために2つの専属寮(四谷校、札幌校)と、全国6か所(仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡)に指定寮を用意しています。
四谷学院四谷校に通う場合は、下記のように男子は専属寮(青雲寮)に、女子は大学や短大などが多いエリアにある学生マンションタイプの指定寮(ドーミー赤坂)になります。
【青雲寮(男子)】
所在地 | 〒132-0034 東京都江戸川区小松川4-75-2 |
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アクセス | JR総武線・四ツ谷駅~平井駅(20分)、平井駅より徒歩10分 |
室内設備 | 机、椅子、本棚、ベッド、エアコン、小型冷蔵庫、内線電話、3点ユニット(バス・トイレ・洗面) |
食事 | 栄養士によって管理された食事が朝と夕の2回提供される |
【ドーミー赤坂(女子)】
所在地 | 〒 107-0052東京都港区 赤坂4 |
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アクセス | 東京メトロ丸ノ内線四ツ谷駅~赤坂見附(2分)、赤坂見附駅より徒歩9分 |
室内設備 | 机、椅子、電気スタンド、エアコン、クローゼット、ミニキッチン、冷蔵庫、オートロック |
食事 | 専属寮と同様に栄養バランスのとれた食事が朝夕2回提供される |
【四谷学院学費・寮費(国公立医学部コース・私立医学部コース)】
入学金 | 100,000円 |
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年間授業料 | 654,000円(国公立)、640,000円(私立) |
諸経費 | 74,800円~(国公立)、69,800円~(私立) |
寮費/年 | 入寮手続き費+毎月の寮費(朝・夕2食付き)で150 万円以上(詳細は四谷校にお問い合わせください) |
まとめ
医学部予備校の授業形態は、大手予備校の人数100名ほどの集団授業スタイルから中小予備校の完全個人授業、さらにネット環境の整う自宅で受けられるオンライン授業と多様化しています。
大手予備校は受験に関する膨大なデータを蓄積している、中小規模の医学部予備校は独自のカリキュラムを作成するなどきめ細かいサービスが多い、オンライン授業は遠隔地でも一流講師の授業を受けられるなど、それぞれにメリットがあります。
受験当日までの限られた時間内で確実に力を伸ばしていくために、評判だけに惑わされず、自分に最も適した授業形態を見つけることから始めましょう。