【2023年版】国公立・私立大学医学部医学科の共通テストボーダーまとめ

共通テストの医学部ボーダーランキングを国公立・私立別に解説

2023年に医学部合格を目指す受験生向けに共通テストのボーダーを国公立・私立大学別にランキングをで解説。

医学部受験を志している受験生の皆さんは、受験についての情報をしっかりと収集していますでしょうか。

医学部受験は非常に難易度が高く、そのためにたくさんの時間を受験勉強に費やす必要があります。

しかし、ただがむしゃらに勉強をしているだけでは、医学部入試において合格を勝ち取ることは難しいでしょう。

医学部入試で失敗せずに合格するためには、まず敵を知ることが重要です。

一体どのような試験内容になっていて、その平均点やボーダーはどうなっているのか、そしてそのボーダーを超えるための最短効率の勉強方法はなんなのか。

一般に、二次試験は大学によって内容が異なりますが、二次試験の前に受験生の前には共通テストが立ちはだかります。

共通テストは、国公立大学医学部志望の受験生であれば、皆受けることになります。

また、私立大学医学部の受験生の中にも共通テストを受験する場合があるでしょう。

そこで、本記事では医学部受験の中でも特に共通テストに焦点を当てて、共通テストの大学ごとのボーダーはどうなっているのか、そしてその共通テストボーダーを突破するためにはどのような勉強方法を取れば良いのかといったことについて、解説していきます

目次

国公立医学部共通テストボーダー一覧

国公立医学部共通テストボーダー一覧
まずは、国公立医学部共通テストボーダーランキングについて見ていきましょう。

年度によってボーダーは上がることも下がることもあり当然異なりますが、本記事では2022年度の共通テストボーダーを紹介します。

なお、国公立大学医学部共通テストボーダーランキング作成の際には、河合塾医進塾のホームページを参考にさせていただいています。

【参考元】医学部入試情報2023 医学部ボーダーライン(入試難易度)一覧2022 国公立大学
(https://ishin.kawai-juku.ac.jp/exam/borderline/)

※また、あくまでもこれらは河合塾を参考にしたランキングですので、最新の情報は河合塾ホームページや各大学受験要綱を参照してください。

数字の単位は%で、国公立医学部共通テストの得点率を示しています。

山梨大学以外は、前期入試の得点率となっており、山梨大学のみ後期試験の得点率となっています。

国公立医学部共通テストボーダーランキング2023

東京大学 89
山梨大学 (後期) 86
京都大学 86
大阪大学 85
東京医科歯科大学 84
千葉大学 83
横浜市立大学 83
北海道大学 82
名古屋大学 82
神戸大学 82
九州大学 82
東北大学 81
筑波大学 81
大阪公立大学 81
岡山大学 80
広島大学 79
名古屋市立大学 77
金沢大学 77
熊本大学 77
新潟大学 77
三重大学 77
京都府立医科大学 76
山形大学 76
群馬大学 76
富山大学 76
信州大学 76
香川大学 76
佐賀大学 76
福島県立医科大学 76
福井大学 76
鳥取大学 76
愛媛大学 76
奈良県立医科大学 75
山口大学 75
長崎大学 75
鹿児島大学 75
札幌医科大学 75
和歌山県立医科大学 75
島根大学 75
徳島大学 75
旭川医科大学 75
弘前大学 75
秋田大学 75
滋賀医科大学 75
高知大学 75
琉球大学 75
浜松医科大学 74
岐阜大学 74
大分大学 74
宮崎大学 74

国公立大学一位の東京大学と、最下位の大学群では共通テストボーダー得点率に実に15%もの差があることがわかりますね。

また、これを見ると国公立大学医学部上位の大学群は山梨大学を除いて、東大や阪大など大都市地域にあると言った特性が読み取れます。

いずれの医学部設置大学を受験するにしても、共通テストで90%程度取れるような実力になっていればボーダーの足切りで引っ掛かってしまうということはなさそうです。

私立医学部共通テストボーダー一覧

私立医学部共通テストボーダー一覧
国公立医学部共通テストボーダーランキングを見てきましたが、次に私立大学医学部共通テスト利用ボーダーランキングを見ていきましょう。

なお、私立大学医学部共通テストボーダーランキング作成の際には、河合塾医進塾のホームページを参考にさせていただいています。

参考元 医学部入試情報2023 医学部ボーダーライン(入試難易度)一覧2022 私立大学
(https://ishin.kawai-juku.ac.jp/exam/borderline/borderline3.php)

※また、あくまでもこれらは河合塾を参考にしたランキングですので、最新の情報は河合塾ホームページや各大学受験要綱を参照してください。

私立医学部共通テストボーダーランキング2023

順天堂大学 86
帝京大学 86
日本医科大学 85
東北医科薬科大学 82
国際医療福祉大学 82
福岡大学 82
大阪医科薬科大学 80
東京医科大学 80
関西医科大学 79
東海大学 79
獨協医科大学 78
杏林大学 78
産業医科大学 78
藤田医科大学 77
近畿大学 74
愛知医科大学 73
埼玉医科大学 73

私立大学医学部ではすべての医学部で共通テスト利用入試をおこなっているわけではないため母数が少ないですが、共通テストボーダーの上限も下限も大体国公立大学医学部のものとほとんど同じになっていることがわかりますね。

やはり私立大学医学部共通テスト利用を目指すにしても、国公立大学医学部と同様に共通テスト得点率90%を目指すと安心できそうです。

難関大学合格を勝ち取るための受験対策・勉強方法

難関大学合格を勝ち取るための受験対策・勉強方法

基本的な医学部入試対策・勉強戦略

まずは、そもそも医学部受験共通テストを成功させて医学部に合格するために重要なポイントを解説します。

1.スケジュール管理

医学部大学入試合格には膨大な勉強量が必要です。

スケジュールを立てて、計画的に勉強時間を確保しましょう。

共通テストと、二次試験でそれぞれどの程度対策をするのかと言った時間配分を考えることも重要です。

また、共通テストのみならず長期的な目標を設定し、週ごと、月ごとに進捗を確認することで、目標達成に向けた具体的なプランを考えることができます。

そして、ずれが生じた日に計画を修正していきましょう。

2. 自分の得意分野と不得意分野を把握する

問題集を解いたり、各予備校が主催している共通テスト形式の模試を受けて、自分の学習状況がどの程度なのかを確認しましょう。

そうすることで、自分の得意分野と不得意分野が明確になり、重点的に勉強することができます。

得意分野を得点源として、苦手分野は足を引っ張らない程度に持ち上げることが高得点につながります。

3.共通テストの情報収集

本記事では、共通テストのボーダーについて解説しました。

共通テストは実施され始めてからまだ日の浅い試験ですから、最新の問題傾向に合わせた勉強が必要です過去の出題傾向、口コミなどから情報収集し、適切な対策を行って高得点を目指しましょう。

4. 心の余裕を保つ

大学受験は長期戦です。

共通テストを含め人によっては大きな挫折や失敗を経験することもあるかもしれません。

そこで潰れてしまわないように、十分な睡眠や運動であったり、趣味といった心の健康を保つことができるような生活を送りましょう。

以上のポイントを意識し、計画的かつ効率的な共通テスト対策勉強を行っていきましょう。

それでは、次に共通テストの各科目の勉強方法について、簡潔に説明していきます。

国語

共通テストにおける国語の勉強方法については、以下のようなポイントが挙げられます。

定期的な文章の読解練習を行う

現代文はもちろん、古文漢文でも、国語では文章を読んでその意味を理解し、問題に対して適切な解答を出すことが求められます。

そのため、日々定期的に文章を読む練習を行い、読解力を向上させることが大切です。

読書の習慣をつけると遊び感覚でできますから、勉強も捗ります。

語彙力を向上させる

国語では文章を読むことが重要ですが、そもそも文章の意味を理解するためには、十分な語彙力が必要です。

そのため、語彙力を向上させるための本や単語帳を活用し、語彙力の向上を行いましょう。

基本的な文章構成や表現法を押さえる

文章を読解する上で、基本的な文章構成や表現法を理解しておくことは非常に重要です。

主語と述語、接続詞や語尾の意味、修飾語の意味や位置などを理解し、文章を読む際に活用しましょう。

また、古文漢文では文法がわかっていないと太刀打ちできませんから、しっかりと捉えましょう。

自己流の解釈にとらわれず、正しい解釈を学ぶ

これは特に現代文に言えることですが、国語は誤った解釈をしてしまうと正解が変わる場合があります。そのため、自己流の誤った解釈にとらわれず、正しい解釈を学ぶことが大切です。問題集の解説の解釈と自分の解釈を照らし合わせることで、正しい解釈を身につけましょう。

数学

共通テストにおける数学の勉強方法については、以下のようなポイントが挙げられます。

基礎から丁寧に学ぶ

数学は他の科目に比して、より基礎が重要であるため、高校数学の基礎から丁寧に学ぶことが大切です。受験直前まで高度な問題ばかりに時間を割いてしまうと、基礎的な問題でもつまずくことがあるため、教科書のレベルを固めましょう。

問題演習をじっくりと行う

数学は理論だけでなく、問題演習が重要な学習方法です。

問題を解くことで、理論がより深く身に付きます。

また、解説や解法をしっかりと理解することで、自分で問題を解く力を身につけることができます。

解法を理解する

問題演習を行う際には、各問題の解法を根元から理解することが大切です。

解法を覚えるだけでなく、なぜその解法が使えるのかを理解し、自分で応用できるようにすることが求められます。

英語

共通テストにおける英語の勉強方法については、以下のポイントが重要です。

リスニング

今日つテストにおいて英語は、リスニング問題が重要なポイントとなります。

以前のセンター試験と異なり、リスニングの配点が非常に大きくなりました。

リスニング力を向上するためには、英語の音声を聞き流すことや、英語の映画やドラマを見ることで耳を英語に慣らすことが有効です。

また、リスニング問題の傾向を把握し、問題形式に慣れるために、過去問題集や模擬試験を活用することも重要です。

読解力

英語の読解力を向上させるためには、普段から英語の長文を読み慣れていることが必要です。

問題演習はもちろんのこと、ニュース記事や小説、英語の学術論文など、自分が興味のある分野の英語の文章を読むことで、英語の読解力を向上させることができます。

単語力

英語の単語力を向上させることは、英語力を高めるために欠かせないポイントです。

単語帳を活用して、積極的に単語の暗記を行いましょう。

また、英単語の語源や意味の関連性を理解することで、単語を覚えやすくなるという研究結果もありますから、工夫しながら覚えていきましょう。

以上のポイントに加えて、英語の勉強においては継続的に毎日少しずつでも英語に触れ、自分なりの学習スタイルを確立することが、共通テストで高得点を狙う上で重要なポイントとなります。

理科

共通テストにおける理科の勉強方法としては、基本的には数学と同じことが求められます。

基礎から丁寧に学ぶ

理科は数学ほど基礎に時間がかかりませんので、最初に教科書を一周して基礎からそれぞれの科目の外観を理解しましょう。

問題演習を行う

前述の通り、基礎固めに数学ほど時間がかからないのでじっくりと問題演習に取り組むことができます。

分野ごとに得意不得意が分かれますので、しっかりと苦手分野を潰していきましょう。

社会

共通テスト社会についてですが、社会の中でも最も対策がしやすいと言われている地理に焦点を当てます。

教科書をしっかり読む

まずは、地理の教科書をしっかり読み、基本的な地理の知識を身につけましょう。

基礎知識がないと、知識同士の繋がりがわからず、暗記に時間がかかってしまいます。

地図帳を活用する

地理の勉強には地図帳が不可欠です。

地図帳を活用することで、地理で出てくるものの空間的な関係を理解することができます。

また、共通テストでも地図を使った問題が出題されることがあるため、地図を読む力を養うことが大切です。

統計などのデータの教材を使う

地理には、農作物や人口など、様々な統計があります。

これらの統計データを使って、日頃から頭を整理しておくことが重要です。

地理用語を覚える

地理の勉強を進めていくと分かりますが、地理を学ぶ上で非常に多くの地理の用語があります。

一つ目のポイントとかぶってしまう面もありますが、これらの用語をしっかりと覚えることで、地理の知識を正確に整理することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

共通テストの国公立・私立大学医学部それぞれのボーダーランキング、そして共通テストでボーダーを突破するための勉強方法について解説してきました。

最初に述べたように、医学部受験で合格するためには敵、すなわち試験の内容についてしっかりと理解することが非常に重要かつ効率的です。

自分の受験する医学部設置大学の共通テストで何割取れば良いのかというボーダーが分かれば、自分の現時点での偏差値・実力と照らし合わせることで、どの程度共通テスト対策に時間をかければ良いのかということが予想できます。

医学部受験は、非常に厳しい道のりになることは間違いありませんが、その最初の関門である共通テストで良い点数を取ることは、医学部二次試験への弾みになります。皆さんの医学部受験がうまくいくことを祈っています。

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