医学部入試の面接試験対策
医学部の試験では、ほとんどの大学で面接試験を設けています。これは、学力だけでなく人間的にも医師としてふさわしいかの人間性を評価するためです。
したがって、面接は点数化しないからまずは学科試験に集中しよう。。。などと後回しにするのは禁物です。
これは、面接を重要視している大学もたくさんあり、面接で最終合否が決まる場合もあるからです。
面接試験には、個人面接または集団面接、あるいは両方を課している大学があります。志望大学の面接試験の概要を確認し、前もって必ず対策を行なっておきましょう。
個人面接対策
個人面接では、面接官1~3人対し受験者は1人となっています。面接は1回とだけとは限りませんので注意が必要です。
もし、面接前にアンケート記入がある場合は、アンケートに答えた内容にそって質問されます。また、調査書や小論文などの内容に関する質問もされる場合があります。
個人面接で聞かれる主な内容は、大学志望理由、医師志望理由、自分と周囲の環境などとなっています。
これらの対策としては、ホープページや大学案内より大学が求める人物像等をあらかじめ調べておくことが重要です。また、自己アピールや長所・短所をまとめておくこともおすすめします。
また、臓器移植や再生医療などの医療分野に関する質問されますが、知識レベルとしては新聞やニュースで取り上げられた知識あれば大丈夫です。
重要なのはそれらの問題に対していかに自分の意見を述べられるかです。
医療関連の知識を収集することも大切ですが、同時に日頃からその問題に関する自分の意見をまとめておくようにしましょう。
集団面接対策
集団面接は面接は面接官1~4名に対し受験生は3~6名で実施されます。
傾向としては、個人面接と同様の質問がされますが、受験生同士の意見の差を見るため医療に関するテーマがよく聞かれています。
集団面接で重視されているのは他人との協調性です。実際の医療現場ではチーム医療が重視されており看護師や他の職員と一緒になって病気の治療にあたる機会がたくさんあります。
したがって、周囲の意見を尊重しつつ自分の意見を述べるようにしましょう。
また、目立とうとして自分ばかり意見していては協調性に欠けていると判断されてしまうので注意が必要です。